Študentski servis(学生ステータス)というものがここスロベニアにはあります。
大学生になると、このステータスがとても有利に働くのです。
正規の学生であれば、レストランの食事が安く食べられるし、アルバイトもできます。
健康保険も通常より安くなるんですね。もちろん、映画館や図書館の利用料金の割引制度もあって、便利です。
しかし、今このステータスが問題なのではないかという今日この頃。特に雇用問題においては顕著だと思います。
まず、アルバイトを捜すとき、ほとんどと言っていい程上司は学生のステータスがあるかということを聞きます。学生かどうかというよりは、学生のステータスがあるかどうかを聞くのです。
どういうことかというと、このステータスがある人を雇う場合、雇い主は年金や余分な税金を払わなくても良いんです。学生ステータスのある人は時給制でなんの保証も無いので雇い主にとっては好都合。
よって、学生じゃない人もあるひとのステータスを借りて働いている人が多いのです!
今スロベニアは不景気で簡単に正規雇用をとれる状況ではないのは解っていますが、ステータスの有無にこだわり、その人自身の能力ややる気を尊重しないのはいかがな物かと常々思います。
私の友達が図書館からお呼びがかかり、学生ステータスを通して仕事を見つけました。
1日4時間、毎日働きます。たまには土曜日も働きます。始め彼女は直々に図書館から連絡があり喜んでいましたし、私も彼女に、しっかり働けば正規雇用も夢じゃないと励ましました。
しかし、上司から言われた事は、
「あなたに連絡したのは、前に働いていた男の子が卒業して、学生じゃなくなったから。あなたの学生ステータスがなくなったら、私たちはあなたを雇えないの。」ということだったらしいのです。
今企業や公共施設は正規雇用を拒んで、学生を雇い、その学生は正規雇用者と同じ時間で働いている場合も多いです。例え難しい試験をパスして、卒業したとしても本人のやる気や能力は関係なく、学生ステータスが重視されるってあんまりだなって思います。
だからある人はわざと学生であり続けるのですね。
ここは授業料はただなので、なんとかしてステータスを伸ばすことは簡単です。
ある人は、学生ステータスをかりて、なんと40歳超えるまで働いているそうです。
保険も年金もなく、ただ働いているなんて奴隷じゃんと思ってしまいます。
アルバイトは社会経験として大切な事かもしれないけど、その経験を生かした上で安定した雇用が無い事には、若者のやる気をそぐばかりであかんと思うのです。
この学生ステータスの有利さは、スロベニア特有の現象だと思います。
旧ユーゴスラビアのセルビア、クロアチア、ボスニアもこのステータスがありますが、
スロベニア程優遇されていないとか。試験に落ちて仕方なく落第してしまう人はいても、わざと伸ばす人は少ないようです。
とにかく学生ステータスの有無にこだわりまくっている上司はいかがな物かと思った今日この頃でした。
大学生になると、このステータスがとても有利に働くのです。
正規の学生であれば、レストランの食事が安く食べられるし、アルバイトもできます。
健康保険も通常より安くなるんですね。もちろん、映画館や図書館の利用料金の割引制度もあって、便利です。
しかし、今このステータスが問題なのではないかという今日この頃。特に雇用問題においては顕著だと思います。
まず、アルバイトを捜すとき、ほとんどと言っていい程上司は学生のステータスがあるかということを聞きます。学生かどうかというよりは、学生のステータスがあるかどうかを聞くのです。
どういうことかというと、このステータスがある人を雇う場合、雇い主は年金や余分な税金を払わなくても良いんです。学生ステータスのある人は時給制でなんの保証も無いので雇い主にとっては好都合。
よって、学生じゃない人もあるひとのステータスを借りて働いている人が多いのです!
今スロベニアは不景気で簡単に正規雇用をとれる状況ではないのは解っていますが、ステータスの有無にこだわり、その人自身の能力ややる気を尊重しないのはいかがな物かと常々思います。
私の友達が図書館からお呼びがかかり、学生ステータスを通して仕事を見つけました。
1日4時間、毎日働きます。たまには土曜日も働きます。始め彼女は直々に図書館から連絡があり喜んでいましたし、私も彼女に、しっかり働けば正規雇用も夢じゃないと励ましました。
しかし、上司から言われた事は、
「あなたに連絡したのは、前に働いていた男の子が卒業して、学生じゃなくなったから。あなたの学生ステータスがなくなったら、私たちはあなたを雇えないの。」ということだったらしいのです。
今企業や公共施設は正規雇用を拒んで、学生を雇い、その学生は正規雇用者と同じ時間で働いている場合も多いです。例え難しい試験をパスして、卒業したとしても本人のやる気や能力は関係なく、学生ステータスが重視されるってあんまりだなって思います。
だからある人はわざと学生であり続けるのですね。
ここは授業料はただなので、なんとかしてステータスを伸ばすことは簡単です。
ある人は、学生ステータスをかりて、なんと40歳超えるまで働いているそうです。
保険も年金もなく、ただ働いているなんて奴隷じゃんと思ってしまいます。
アルバイトは社会経験として大切な事かもしれないけど、その経験を生かした上で安定した雇用が無い事には、若者のやる気をそぐばかりであかんと思うのです。
この学生ステータスの有利さは、スロベニア特有の現象だと思います。
旧ユーゴスラビアのセルビア、クロアチア、ボスニアもこのステータスがありますが、
スロベニア程優遇されていないとか。試験に落ちて仕方なく落第してしまう人はいても、わざと伸ばす人は少ないようです。
とにかく学生ステータスの有無にこだわりまくっている上司はいかがな物かと思った今日この頃でした。
コメント
コメントを投稿