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スロベニアの地理⑤ アルプス地方

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スロベニアの地理④ プリモルスカ地方 Primorski svet

前回に説明した自然地理学的区分の地域から、一つずつゆっくり自然や見所を説明したいきたいと思います。ディナルスカ地方に続き、今日はプリモルスカ地方の説明をします。では以下に特徴を記していきます。



プリモルスカ地方の区分 プリモルスカ地方は、唯一自然地理学的区分と歴史的区分において名前が同じです。しかし、その領域は異なりますので注意が必要です。
 地図を見ますと、オレンジと黄色の部分に分かれていますね。黄色はフリッシュ地域、オレンジはカルスト地域となります。フリッシュ(英語ではflysch)とは堆積した不浸透性の砂岩でできた広範囲な地層で、ヨーロッパのアルプス地方によく見られる地形と言われています。
カルスト地形はディナルスカ地方でも記した通り、石灰岩など不浸透性の岩からなる土地のこと。それでは順番にプリモルスカ地方を見ていきましょう。
気候 プリモルスカ地方の気候はスロベニア内部のそれとは異なります。まず第一に、温暖な気候が挙げられます。プリモルスカ地方の気候は、スロベニアの中でも一番晴れの日が多いです。したがって果物の栽培や観光発展にも適している地方と言えるでしょう。地中海性気候と似ている部分があるのですが、秋の降水量が多いという点で、地中海性気候とは全く同じではないと言えます。
晴れの日が多いということは羨ましい限りなのですが、それなりに問題はあります。Burja(ブーリャ)と言うものすごい強い風が問題点です。この風は冷たい風で、高い方のディナルスカ地方(Visoke dinarske planote)から 低い方のプリモルスカ地方へ吹きます。
最も風にさらされる場所では時速200Kmの速さで吹く風なので、危険ですし冬は過ごしにくいです。車が横転したり、森やオリーブの木々を折ってしまったり、屋根が飛んでしまうことだってあるのです。中には屋根の上に石を置いて被害を受けないように工夫しているんです。

人口 スロベニアの他の地域と比べて、プリモルスカ地方はより昔から人が移住していました。しかし郊外や丘続きの場所では、移住地は狭く移住者も少ないです。過疎化や高齢化が目立ってきていますが、もう100年前からこのような現象はありました。

一方で海岸付近やノヴァ・ゴリッツァ(Nova Gorica)という街では移住地は広く、人口が密集しています。
経済  第二次世界大戦後、…

スロベニアの観光スポット ポストイナ鍾乳洞

スロベニアではブレッド湖に続き有名な観光スポットがポストイナ鍾乳洞です。観光の歴史、自然、洞窟の特徴、ロケーションなどを考慮しても納得の観光スポットだと思います。今回はポストイナ鍾乳洞についてお知らせします。

ポストイナ鍾乳洞の歴史 ポストイナ鍾乳洞は1818年、スロベニア人のLuka Čečによって発見されました。最初の観光客はなんとオーストリア皇帝のフランツ1世で、1819年のことでした。それ以来幅広く知られるようになったのです。
観光できる洞窟部分はおよそ5km。そのうち3,7kmを電車で、残りを徒歩で観光するようになっています。しかし19世紀の時の観光は全て徒歩。電気もなくろうそくを片手に観光したと思われ、その観光時間は約4時間かかったと言われています。今の観光時間は全て合わせて1時間半ですから、すごい違いですよね。 ちなみに、洞窟内に電車(またトロッコ)があるのはポストイナ鍾乳洞だけです。最初は1872年、二人乗りで人力で動かすリキシャから始まり、1924年に蒸気機関車、1957年に電車、1964年に二線軌道化隣、1968年に今の電車の状態になりました。



1884年には首都リュブリャナに先立ち、ポストイナ鍾乳洞にアーク放電による電気が設置されたのです。観光に当時から熱心だったことが伺えます。
洞窟内にはロシア橋と呼ばれる橋があるのですが名前の由来は、第一次世界大戦時のロシア兵捕虜がこの橋を作ったことに由来しています。
第二次世界大戦時にはこのポストイナはドイツに占領され、洞窟内に戦機の燃料が入ったたるを保存していました。しかし、旧ユーゴスラビアのパルチザン軍が1944年の4月に洞窟を解放したのです。
日本からも数多くの皇室の方々がお見えになり、最近では2013年に秋篠宮ご夫妻が訪問されました。
洞窟内の自然 洞窟内はおよそ8〜10度と一年を通して一定の気温となっています。1時間半洞窟内にいるので観光するときは羽織るものが必ず必要になります。
 ポストイナ鍾乳洞の洞窟システムはなんと24,12kmでスロベニアで2番目に長い洞窟です。しかし、観光部分は5kmになります。
 色々な形の鍾乳石
洞窟では大きく分けて3つの種類の石を見ることができます。 一つ目は石筍Stalagmite)と呼ばれる石で、下からニョキニョキと育つ石です。

 天井から下がるように…

スロベニアの地理③:Dinarski Sevet - ディナルスカ地方

前回に説明した自然地理学的区分の地域から、一つずつゆっくり自然や見所を説明したいきたいと思います。今日はディナルスカ地方をテーマにいたします。

ディナルスカ地方は、スロベニアの南で東西に広がる地域でしたね。
この地域は、石灰岩や白雲岩が含まれている地域があるので、カルスト地形の特徴があります。

それでいて、低い地域高い地域に分かれており、それぞれNizke dinarske planoteVisoke dinarske planoteと呼ばれています。低い部分は薄緑色、高い部分は濃い緑で表されています。
以下にディナルスカ地方の特徴をいくつか述べていきます。




特徴① カルスト地形 このカルスト地形はディナルスカ地方のみにある現象ではないのですが、特にこの地方はこのカルスト地形の特徴が色濃くある地域です。

カルスト地形というのは、基本的に石灰岩が化学的に溶解してできた地形です。水が表面にとどまらず地下へ流れていくのです。水は浸透性の石、つまり石灰岩や小さな白雲岩をひび割れさせ、どんどん深さを作っていき、洞窟や鍾乳洞ができていくというわけです。


そのカルスト現象は表面と地下に分けることができます。

雨水や空気中の水は表面にとどまらず、地表にある二酸化炭素と混ざり、やがて炭酸を作り出します。 石灰岩などの溶解は、石の中にあるミネラルが溶け出していることを意味し、その後カルストの地下にSiga鍾乳石として残るわけです。

このSigaは日本語で一言で言い表せないのですが、つまり化学的な堆積物でセメントでコーティングされたようなもので、石灰石にあるミネラルを取り出し、カルストの洞窟の壁にくっつています。

鍾乳石はこのSigaが成長した形で、細長い形をしています。二つを紹介します。

一つ目は天井から下がっているような形態の鍾乳石、Stalaktit(英語でStalactite)日本語では、つらら石と言われます。

二つ目はStalagmit(英語ではStalagmite)という石で床から上へ向かって成長している鍾乳石です。日本語では石筍せきじゅん)と言います。

そのほかは洞窟によってカーテンのようになっている石、石同士がくっついているものなど、様々な形態の鍾乳石があります。観光地として有名な鍾乳洞はもちろん、小さな鍾乳洞が沢山ある地域なんです。

特徴② 消える湖 カルス…

Eurobasket2017, スロベニアが勝利しました!歴史的快挙です!

本日、欧州バスケットボール大会の決勝がありまして、スロベニアが優勝しました!




スロベニアに在住する身としては、祝日が増えることを祈ります(笑)

対戦国は、旧ユーゴスラビアであった、セルビアで、しかも世界ランク9位でスロベニアは12位。さすがに簡単な相手ではなく、接戦に接戦を重ねハラハラしてしまい、静かに座って見ていることができませんでした。

前回も紹介した期待のエースルカは怪我のため第3クオーターで退場。エース中のエースゴランは脚の疲労のため最終クオーターで退場しました。リードしていたのに、この時80対82でスロベニアは負けていたのにですが・・・。



しかし今回のスロベニアは選手層が厚かった!


アメリカ人のアンソニークレメン選手が彼らの代わりに大大大大活躍。無事に、優勝を手にしたのでした。








最寄りのバーへ行き、友達と熱熱の応援をしていました!!!!







バスケは展開がものすごく早いですから、数点リードしていても油断はできません。
そんな中の 怪我によるエース選手の交代。ファールを取られる回数。。。


日本人の私でさえ、ハラハラして寿命が縮まるかと思いました。

しかし、掴み取った優勝です!!!!

今後スロベニアではセール、パレードなどなど、この国ならではのイベントが催されることでしょう!早速今日、Kongresni trg(コングレスに広場)で優勝チーム歓迎会が開かれます!

残念ながら雨なのですが、多くのスロベニア人たちが駆けつけ祝福ムードに包まれることでしょう!



Eurobasket2017でスロベニアが決勝戦に‼︎!!!

日本語では欧州バスケットボール選手権と言いますが、2年に一度開かれているバスケットボールの大会です!

 各ヨーロッパのナショナルチームが参加し、熱い戦いを繰り広げた結果、我らが


スロベニアが決勝戦ヘーーーーーー! 

今スロベニアのスポーツシーンはこのニュース一色に染まっています。

約200万人しかいないスロベニアはスポーツがとっても優秀です。スキージャンプチャンピオンピーター・プレウツ、アルペンスキー選手、ティナ・マゼ(オリンピックで2度の金メダルを獲得)そして2012年ロンドンオリンピック、柔道63キロウルシュカ・ジョルニルなどなど、素晴らしい選手がたくさん。

スロベニアのトップ選手三人は、一人目。ゴラン・ドラギッチ.(Goran Dragić)
リュブリャナ出身で、2008年からアメリカのNBAでプレーするスロベニアナショナルチームのエースの中のエース。196cmでポジションはガード。

弟さんのゾランもアメリカでのプレー経験があります。今はイタリアでプレー中。彼のボールさばき、かっこいいなー。


二人目はガシュペル・ヴィドマル(Gašper Vidmar)
今は2007年にトルコでプレーを始め、同年から何度もスロベニアナショナルチームに選出されています。2メートル11センチの高さで、ポジションはセンター。








 三人目は、期待の新星、ルカ・ドンチッチ(Luka Dončić)
 13歳の時すでにスペインのリアルマドリードと5年契約を果たした逸材。今は18歳です。2m1センチでポジションはガード。




 これで優勝したら祝日が一日増えるかもしれないな。少なくともリュブリャナで凱旋パレードが行われることでしょう。

ちなみにスロベニアのスポーツ熱はすごいものが。家で観戦しますが、バーでも観戦することがあって、その一体感は怖いほど(笑)





テレビに視線釘付け。テレビをちゃんと見るためにビールを持った立ち見客もいます。シュートを決めると「オォオおおおおお」という歓声。そして外すと席をはずす人もいたりして、感情むき出しにして応援しています。若干男性の割合が多いですね(笑)

でも小さいスロベニアで、快挙を成し遂げているプロのスポーツ選手たちは希望の星です。

ぜひ決勝戦勝って欲しいです!



スロベニアの地理②:自然地理学的区分

今日はもう一方の自然地理学的区分について説明します。
この区分に基づくと、スロベニアは大きく

Alpsle pograjne (アルプス地方)Predalpske pokrajne (プレッドアルプス地方)Dinarske pokrajne (ディナルスカ地方)Primorske pokrajne (プリモルスカ地方)Panonske pokrajne   (パノンスカ地方)
のように、5つに分かれます。



 では順番に地域毎の概要を見ていきましょう。


1. アルプス地方  地図の青い部分がアルプス地域です。スロベニアの北西部に位置し、1500メートルを超える山脈があり、森林限界といって高木が生息できない地域とされ、渓谷に囲まれています。高い山々は多くが石灰石でできているので、Visokogorski kras(日本語だと、高山にあるカルスト地形)とも呼ばれているんです。
ここにには、3つのアルプス、ユリアンアルプス(Julijske Alpe)、カラヴァンケ(Karavanke)、そしてカムニシュコーサヴィンスケアルプス(Kamniško-Savinske Aple)が位置しています。



ユリアンアルプスには、スロベニアで一番高い山、トリグラウがあります。(2864m) とっても綺麗な場所なのですが、あまり居住者が少なく、経済的な発展はあまり見込めない地域かもしれません。しかし牛などの家畜を放牧する場所としては最適ですし、夏はハイキングやサイクリング、冬はスキーなどスポーツの場として人気のスポットです。 
アルプス地方では、イェセニッツェ、ボヴェッツ、クランスカゴラが有名な街です。


 2. プレッドアルプス地方  スロベニア語でpred(プレッド)は〜の前のという意味があります。したがって、この地域はアルプス地方の前の地域となり、アルプス地方の下から北東へ続く地域でとても大きな割合を占めています。アルプス地方とは違い、1500mを超える山はなく、地形の鋭くはありませんし、森林限界地域もありません。スロベニアではHribovja(丘の地域を意味し、フリボヴヤと発音)と呼ばれています。
アルプス地方からの地理的構造がありますが、その山脈は大体狭くなっています。しかし、それらが大きく発展し、ある場所には盆地もあるのです。その平らな場所は、農業が盛んです。アルプス地方よりも…