私がネズクについたのは、16:00ごろ。だんだん人が増えてきました。
凄い人だかりです。ボスニア人のグループに入れてもらいましたが、どうやら彼らは常連さんで、友達も結構多く、プレスの人や顔なじみの人とたくさん自己紹介したりされたりして、今でも私がここにいるのが信じられないという状況でした。本当は皆と一緒に車で寝泊りする予定だったんですが、ネズクの集合場所をしきっているある男性が家に招待してくれたのです!せっかくだから家に泊まってよ!ということで、お邪魔しました(笑)
彼の家は集合場所のすぐ近くにあります。スモモ、梨、リンゴの木が家に植えてあり、とうもろこしまでばんばん育っています。朝からあんまり何も食べてなくて実は超腹ペコだった私。
彼の奥さんが家で取れたラズベリーとそのジュース、お菓子、料理をくれましたー!もう感激しながらさっさと平らげる私。そうしている間に日が暮れて、かれの兄弟の女の子が着てくれました。
アイダという子は数学を勉強している女の子で、英語ができる!助かったー(笑)色々最近の学校事情にはなしたり、モスクに連れて行ってくれたりして、親切な女の子でした。
相当日本人が珍しいのか、行くところ行くところでじろじろみられるのがちょっと苦痛でしたけど、みんなすごく興味をばんばんストレートにだしてくるから、こっちもバンバンみんなと交流できました。
彼の親戚やアイダの兄弟やその友達もミラに参加するということで一緒にお茶をのんだり、朝ごはんを食べたり、楽しみました。私のことをヨーコってみんな呼ぶんですよー。みんな知ってる日本人がヨーコ・オノだからなんだってー(笑)
みんな外でご飯をたべます。超おいしかったし、楽しかった!お母さんありがとう!
出発の朝。美人のアイダと優しいお母さんと。
見ず知らずなのに家に招待してくれたお父さん。また会いたいです!
また集合場所に戻り、出発を待つ私。これまた信じられないことに、サラエボTV にインタビューされました!とにかく今はマルシュミラのことで胸が一杯です!8時ころに私たちのグループが出発しました!
とにかく長い人の列。沿道では手をふるネズクの人たち。でもとにかく暑い・・。今思い出しても本当に全然道が平らじゃなくて先が思いやられました。
見てください。彼は草で涼しげなぼうしをつくりました(笑)しかも彼、この日一日中ビーチサンダルで歩きました。じんしらんねー。まるでジーザスだ(笑)
この道は今は舗装されていますが戦時中はでこぼこの道だったそう。私たちは実際ボスニア人が歩いた道の逆をたどっている訳ですが、ボスニア人グループの助かった人たちは命からがらこの道を逃げたそうです。
この道の近くにある給水ポイント。みんな手を伸ばして水をもらいます。すごくぬるかったけど、これこそ本当に命の水。ありがたかった。
山奥にあった石造。これはボゴミルの石造といわれているものです。その昔、ボスニアがトルコから侵略されるまでボゴミル派というキリスト教の宗派があったそうです。その石造らしいです。新しい発見があるものだ。
一日中ずっと歩いているわけではなく、少し疲れたら休憩します。心優しい人々がコーヒーを無料でくれます。でも私としては疲れた時に、コーヒー飲むかなと思いました。本当は飲みたいきぶんじゃなかったけど、みんながノメノメ言いましてもらいました。しかし、郷に入れば郷に従えとはよくいったもので、ボスニアではボスニア式のやり方に従ったほうがうまくいくものです!のんだらすっかり元気がでました。
休憩した場所はLipljeといって、小学校のそば。この看板はボスニア人が殺害され際に葬られた墓地があるという看板です。ボスニア語では、Masovna Grobnicaといいます。見えずらいかもしれませんが、Lipljeという場所の名前、2001年の6月18日から7月6日に発掘調査が行われたこと、一度墓を掘り起こし、brana Đulićiというところに埋葬されなおしたということが書かれています。ここでは288人の遺体が発掘されてることが分かります。この墓は私が本で読んで知っていた場所でもあったので、すごくショックでした。ちなみにここにくるまで、巨大墓地は、7こありました。
何時間歩いただろうか。見えてきたのは今晩泊まる場所のKAMENICA!!!イィエーイ!と思ったのもつかの間。ここからがながかった。これを見下ろしているということは、くだらなければならないということ。死ぬほど急な坂を下り続けること40分。やっと平地につきました。のぼりよりもくだりのほうが足に負担がかかるからしんどかったー。
みんなこのようにテントをひろげ寝ます。私たちの場所はこういった場所ではありませんでした。なにせ、マルシュミラのプロ中のプロのなかに参加したので、特別なところでした。もう全身汗だくで着替えようと思ってたら、これまたナイスな友達が、近所にかけあってくれて、運よくシャワーを使わせてもらえることに。女って本当に面倒くさいなと思いました。そとで全裸になれないしね。
でも一日目からぐったり。でも皆が集合してご飯食べて、飲み物飲んで写真とって凄い楽しい夜になりました。ボスニアの人たちの会話は漫才をみているような面白さがあって、最高です。しかも、勝手に参加した私の為に色々助けてくれてこの優しさは一体どこからくるのだろうかと感動仕切りでした。
明日は二日目ー!なんとかなりそうなきがする!そう思ってねましたけど、現実はそんなに甘くないのですねー。
④につづきます。
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