2011年5月26日、セルビア北部のラザレヴォという街で、ラトコ・ムラディッチが逮捕された。彼はミロラド・コモディッチという偽名を使い、彼の親戚が所有する家に暮らしていた。現在、彼は二つのジェノサイドに関する罪に問われている。
彼は、Vojska Republike Srpske(VRS)の将軍(General)で、1992年から1995年にかけておこったボスニア紛争の時、ボスニア在住のボスニア人とクロアチア人を追い出し、1995年にはスレブレニッツァの虐殺を主導した。スレブレニッツァの虐殺は第二次世界大戦以来ヨーロッパで最も残酷な殺害とみなされている。およそ8000人のボスニア人、主に男性(少年も含む)がムラディッチの軍隊によってたった10日間で殺されたという事件だ。もちろん、これだけではなく、彼はクロアチアのセルビア国境付近の街や村を襲撃し、罪のない人たちを殺しまくってきたので、非常にバルカン半島では有名な軍人。。。
5月11日に旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷(ICTY)の検事であるセルジュ・ブラメーツがセルビアを訪れ大統領のボリス・タディッチにムラディッチの逮捕に全力を注ぐようプレッシャーをかけたところ、その15日後に彼は逮捕されたのでした。彼の逮捕まで16年間もかかった。
この逮捕を受けて、多くのヨーロッパのリーダーは、セルビアがEU加盟への第一歩を踏み出し、バルカン諸国間の平和的で友好的な関係を築く第一歩になったっということで、良いニュースだという考えを示しています。
しかし、興味深いのが、ムラディッチはある特定のセルビア人にとっては英雄的存在であるということ。セルビア北部のノヴィ・サドという街でおよそ500人のセルビア人達がプロテストをし、ベオグラードでも同じ様なプロテストがおこり、35人が逮捕されたのです。ムラディッチ逮捕に快く思わない人が未だにもいるということです。ブラメーツは他の戦犯であるゴラン・ハディッチの逮捕にむけても全力をあげるようにセルビアに要求しています。
まぁ、これが今スロベニアやセルビア、クロアチアで報道されてるニュースなわけですが、私の意見として、ムラディッチの逮捕は戦争被害者にとってもセルビアにとっても良いことだったと思います。多くの新聞で報じられているように、セルビアはEU加盟へ前進したと思うし、(でもEU加盟がセルビアにとって本当にいい事かどうかはわかんないけど~)、将来に向けてバルカン諸国の友好的な関係を立て直すためにも大事なことだったと思います。
でもそれと同時に思うのが、ちょっと不公平な気持ちであります。国連はユーゴスラビア内戦の時、無力だったと思います。たとえば、スレブレニッツァの虐殺に関して、国連はセーフエリアを番号819の決議でつくることを明言したにもかかわらず、国連軍はセーフエリアに適切な数の保護するための軍隊を配置することができなかったために結局虐殺が起きてしまった。理由の一つとして主要な国連加盟国である、アメリカ、イギリス、ロシア、スペイン、フランスが戦地へ軍隊を出すことを拒否したことが考えられる。明らかに、国連は虐殺を阻止する可能性をもっていたのに、今は戦犯を裁こうとしているなんて。。。。。
被害者の人たちは、敵国に対して怒りをもつのは当たり前だけど、国連にたいしても怒り爆発なんじゃないのかな。
とにかく、この事件を見守ることにしましょう。色々なオンラインの記事や本を参考にこの記事を書きました!国によって報道される内容は様々。だから世界の国々で何が起こってるかを把握するために、色んなニュースを読むことは大事だと思う今日このごろでした。
参考資料
彼は、Vojska Republike Srpske(VRS)の将軍(General)で、1992年から1995年にかけておこったボスニア紛争の時、ボスニア在住のボスニア人とクロアチア人を追い出し、1995年にはスレブレニッツァの虐殺を主導した。スレブレニッツァの虐殺は第二次世界大戦以来ヨーロッパで最も残酷な殺害とみなされている。およそ8000人のボスニア人、主に男性(少年も含む)がムラディッチの軍隊によってたった10日間で殺されたという事件だ。もちろん、これだけではなく、彼はクロアチアのセルビア国境付近の街や村を襲撃し、罪のない人たちを殺しまくってきたので、非常にバルカン半島では有名な軍人。。。
5月11日に旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷(ICTY)の検事であるセルジュ・ブラメーツがセルビアを訪れ大統領のボリス・タディッチにムラディッチの逮捕に全力を注ぐようプレッシャーをかけたところ、その15日後に彼は逮捕されたのでした。彼の逮捕まで16年間もかかった。
この逮捕を受けて、多くのヨーロッパのリーダーは、セルビアがEU加盟への第一歩を踏み出し、バルカン諸国間の平和的で友好的な関係を築く第一歩になったっということで、良いニュースだという考えを示しています。
しかし、興味深いのが、ムラディッチはある特定のセルビア人にとっては英雄的存在であるということ。セルビア北部のノヴィ・サドという街でおよそ500人のセルビア人達がプロテストをし、ベオグラードでも同じ様なプロテストがおこり、35人が逮捕されたのです。ムラディッチ逮捕に快く思わない人が未だにもいるということです。ブラメーツは他の戦犯であるゴラン・ハディッチの逮捕にむけても全力をあげるようにセルビアに要求しています。
まぁ、これが今スロベニアやセルビア、クロアチアで報道されてるニュースなわけですが、私の意見として、ムラディッチの逮捕は戦争被害者にとってもセルビアにとっても良いことだったと思います。多くの新聞で報じられているように、セルビアはEU加盟へ前進したと思うし、(でもEU加盟がセルビアにとって本当にいい事かどうかはわかんないけど~)、将来に向けてバルカン諸国の友好的な関係を立て直すためにも大事なことだったと思います。
でもそれと同時に思うのが、ちょっと不公平な気持ちであります。国連はユーゴスラビア内戦の時、無力だったと思います。たとえば、スレブレニッツァの虐殺に関して、国連はセーフエリアを番号819の決議でつくることを明言したにもかかわらず、国連軍はセーフエリアに適切な数の保護するための軍隊を配置することができなかったために結局虐殺が起きてしまった。理由の一つとして主要な国連加盟国である、アメリカ、イギリス、ロシア、スペイン、フランスが戦地へ軍隊を出すことを拒否したことが考えられる。明らかに、国連は虐殺を阻止する可能性をもっていたのに、今は戦犯を裁こうとしているなんて。。。。。
被害者の人たちは、敵国に対して怒りをもつのは当たり前だけど、国連にたいしても怒り爆発なんじゃないのかな。
とにかく、この事件を見守ることにしましょう。色々なオンラインの記事や本を参考にこの記事を書きました!国によって報道される内容は様々。だから世界の国々で何が起こってるかを把握するために、色んなニュースを読むことは大事だと思う今日このごろでした。
参考資料
- "BBC" http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-13567722
- "Case Information Sheet" http://www.icty.org/x/cases/mladic/cis/en/cis_mladic_en.pdf
- "The International Criminal Tribunal For the former Yugoslavia Case No.IT-95-5/18-1" http://www.icty.org/x/cases/mladic/ind/en/mla-ai021010e.pdf
- "SETimes.com"http://www.setimes.com/cocoon/setimes/xhtml/en_GB/features/setimes/features/2011/05/27/feature-01
- "SETimes.com"http://www.setimes.com/cocoon/setimes/xhtml/en_GB/features/setimes/features/2011/05/27/feature-01
- "Srebrenica-Record of A War Crime, 1997, Penguin
ニュースでみた!
返信削除なんで逮捕までそんなかかってんの?
そしてその人、
何も知らない、記憶にない、
って言ってるらしいね。
なーにーそーれー
ただ一瞬ニュース見ただけですが。
実際に、全部殺せ!とかいってるビデオをが残っているのに、完全に罪を否定しいるっておかしいよね。あと、健康状態が悪いって主張してるけど、ハーグで検査したら異常無しだっていうし。。。こうなることやら。
返信削除写真みたら普通のおじいちゃんですね,,,
返信削除あんな酷いことしたなんて信じられません‼
だよね。しかも彼の命令に従った部下もすごいよね。もしかしたら、だれでも酷いことできるのかもしれないね~。。
返信削除