スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

前澤さんのプロジェクトDear Moonがスロベニアのニュースに!

先日前澤友作氏が、なんと世界中から選出する6〜8人のアーティスト(ディレクター、ダンサー、画家、彫刻家、ミュージシャン)と一緒に月の周りを周遊するというプロジェクト、Dear Moonというプロジェクトを発足しましたよね。 これスロベニアでも ニュース になりました! 画期的な思想ですよね。 アーティストと行くなんて。 理由は、彼自身が子供の頃から月が好きで、いつか宇宙へ行って見て見たかったこと。 そして彼はニューヨーク出身のアーティストバスキアのファンで有名ですが、彼のような芸術家が実際に月へ行ったらどのような作品を残せただろうか、という気持ちがあり、アーティストと一緒に宇宙へ行こうと思ったこと。 そして一人のみの経験ではなく、誰かと素晴らしい経験共有したいという思いがあり、なんとSPACEX全席を購入したそうですね。 すごい! 本当にすごい人って発想がすごいなと思います。

9月のスロベニアの習慣、Trgatev

スロベニアは知る人ぞ知るワインの国。イタリアやフランスに劣らずワインが上質で有名です。 そして一般のご家庭でもワイン用のぶどうの木を所有しているご家庭が多く、9月の週末は家族が集まり、ブドウの収穫に取り掛かります。 今回、初めて私、お呼ばれいたしましてきっちり任務を果たしてきました! 地域は、スロベニア南東のドレンスカ地方。ワインでいうと、Cvicekと言う銘柄で有名な地域。赤ワインと白ワインを程よくブレンドさせたワインですが、収穫時にはきっちりと白と赤のぶどうを分けて収穫します。 小さいワイン畑とおっしゃっていましたが、全部収穫すると、合計800リットルものワインができるそう!ブドウの力恐るべしですね! 収穫したぶどうは、きちんと腐ってしまった部分、そしてありが多くついている部分は避けて、大きな樽に分けます。そしてこの器械で手動で絞りブドウの皮ごとジュースにします。 こちらは白ブドウ。このまま蓋をして発酵するのを待ちます。 白ブドウが終わったら、赤いブドウ。スロベニア語では方言で黒ブドウとも言います。ずーっとブドウの甘い香りの中で作業するので、とてもいい気分転換になりました。 休憩は各自取ることができます。その時に、ワインを飲んだり、ジュースを飲んだり、自由なんですよー。私も田んぼで稲の収穫の手伝いをしたことがありますが、作業中にアルコールを飲んだことはなく、いつもスロベニアの習慣に驚かされます! 収穫がひと段落したら、お昼。ワインヤードの持ち主の方がお昼を手作りで準備してくれました! ステーキ、トンカツ、サラダ3種類!チーズ、サラミ、至れり尽くせりでした。親戚や親類、お友達も集まってチームワークで効率よく収穫を終わらせます! トラクターも大活躍。 収穫ごはバケツいっぱいのブドウで、人が乗るスペースがギリギリ(笑) このままジュースにして、約1ヶ月後にはモシュトというワインジュースが出来上がり、そのままワインを作ります。 ワインをビジネスにしているご家庭は、より厳密に収穫期間や発酵期間を設け、常に高品質な商品を発売するよう心がけています。スロベニアのワイン、みなさんにも飲んで欲しい!

スロベニア初のフェミニストツアー

先週の土曜日、リュブリャナで行われたフェミニストツアーに参加しました。 世界では女性の権利の向上に努める熱心なフェミニストが大勢いますが、私自身はここスロベニアで女性の権利の不平等は感じることはありませんが、歴史上の大事な事実や歴史に女性の影があるのは事実。 自分の教養のためにも行ってきました。 元共産主義のスロベニア。男女平等とは歌いながら、実際に表立って活躍できた女性は限られていました。 金銭の違いはいまもありますが、例えば未婚女性、シングルマザーの地位や偏見は強かった。ヨーロッパでは魔女裁判がありますが、文字通り女性だけがターゲットになって裁かれていたわけです。 勉強になりました。

Wi-Fi環境の違い

地球の歩き方の特派員ブログで、フリーWi-Fiのことを取り上げたことがあります。 ただ、今年たくさんのお客様と接して、皆さん日本からルーターを契約してくることに衝撃を受けました。 まず、ヨーロッパではカフェやレストランでのフリーWi-Fiは普通です。したがって外国人観光客の方々もモバイルデータが利用できなくても安心なんですね。したがって海外旅行のためのルーターを契約するサービスなんて想像できないと思います。 私は日本人ですけど、このWi-Fiについては日本で本当にイライラします。 備えられる環境があるのにやらない、お金を取る、時間制限がある上に、利用するために色んなEメールや携帯番号の登録をしないといけないし。しかもその携帯番号も日本の番号じゃないとだめで、本当になんでーーーって感じます。 一度あるカフェでWi-Fiがヒットしたので、パスワードを聞いたところ、「このネットワークはお客様用では無いので教えられません。申し訳ありません。」と丁寧に断られました。 日本は群を抜いて最高のサービスやモノがありますけど、もっと世界基準というか、世界目線も必要では無いかと思うんですね。 便利になって欲しいです!!

World Bee Day/世界ハチの日

実は6月23日にNHKのちきゅうラジオの世界のイチメンというコーナーに出演しました。世界のニュースを紹介するコーナーなのですが、私はこの世界ハチの日をお話しさせていただきました。2018年、Wold Bee Dayが5月20日に制定されましたのですが、これは国連が制定しましたが、スロベニア主導で進められたプロジェクトだとご存知でしたか? そもそもハチの日って何?必要なの??と思われる方がいらっしゃると思います。私もその一人でした。これには大きな問題、スロベニアの産業が絡んでいます。 養蜂大国:スロベニア 実はスロベニアは養蜂大国です。1000人に4人の割合で養蜂家がいまして、この割合はEUでトップ。養蜂の開始は13世紀中頃に確認されているので、もう600年も続くスロベニアで大切な産業です。 しかもスロベニア人なら誰もが知っている、アントン・ヤンシャ(1734-1773) という養蜂家がいます。彼は現代養蜂のパイオニアです。彼の技術は女帝マリア・テレジアも知るところとなり、実際ウィーンに招待され養蜂技術を教えることになりました。彼の死後、その技術は本として残され技は引き継がれました。 スロベニア特有のはたらきバチ:カルニオランバチ 蜂蜜に欠かせないのが、ハチです!養蜂家の技術だけでなく、スロベニアには優れたハチがいるんですね。それがカルニオランバチ。攻撃的でなく穏やかで、餌もそれほどいらず、方向感覚が優れているハチです。このハチ無くして、スロベニアの蜂蜜は作れません。 ハチの減少 しかしながら、スロベニアだけでなく世界規模でミツバチの減少問題が報告されています。日本でもミツバチの減少が問題となっているそうなのですが、CCD=蜂群崩壊症候群と言って、みつばちの群れが巣へ帰って来ずいなくなってしまう減少がヨーロッパ、アメリカ、中南米、インド、中国でも報告されているのです。 ハチの役割 しかし、蜂蜜がなくても生きていけるよっていう人もいますよね。しかし、国連の食料農業機関FAOは、主要穀物の90%は受粉によって作られており、このままだと多くの野菜や果物が収穫できず、飢餓を救うことができないばかりか食物の安全保障ができない、と警告する事態になりました。 スロベニア主導で進んだわけ スロベ

ボスニアのコーヒー②

これもボスニアのコーヒーに続く話。実はボスニア、約400年の間、オスマン帝国の支配を受けていました。前の記事に書いたボスニアのコーヒーもトルコ人からきた風習です。 しかし、ボスニアという国は長い間他の国の支配を受け続けたために自分たち独自の文化を持とう、という強い気持ちがあった訳です。 そしてこのコーヒー。トルコと一緒だよね?!と思う人もいると思います。しかし作り方が違うんですね。 トルコはジェズバでお湯を沸かし、コーヒーを入れしばし待つ。そして砂糖も一緒に入れて飲む、これがトルココーヒー。 ボスニアコーヒーは、作り方が違います。 ジェズバを二つ用意して、一つは水を沸かし、もう一つではコーヒーを煎ります。 コーヒーの香りが立ってきたら、少しずつジェズバのお湯をコーヒーが入っているジェズバへ入れて行くんです。ゆっくり作ることで、コーヒーの粉のざらつきが違うんです。 コーヒー一つでも歴史的背景がわかるんだなーと思いました。

ボスニアのコーヒー

今日のテーマはボスニアコーヒー。 写真にあるのがまさにそれです。 みなさん普段飲んでいるコーヒーとは少し違うんではないんでしょうか?作り方も一味違います!日本では茶道があります。ボスニアでも伝統的な飲み方があるんですよ。 まず写真にある蓋なしのやかんのようなもの、ジェズバにコーヒーが入ってます。上澄みをティースプーンですくい、カップに入れる。 そのあとにコーヒーを注ぎ、粉が沈むのをしばし待つ。 小さなカップに入って炒るのは角砂糖とお菓子なのですが、絶対コーヒーに入れてはいけません。 砂糖、お菓子をかじりながら濃いコーヒーを飲む。 これが伝統できな飲み方なんですよ。結構濃いめのコーヒーなので甘すぎない美味しさです。一気に目がさめる味わい。日本で出されているドリップコーヒー、またエスプレッソとは違う味わいです。 またボスニアはお家に人を招くことが多く、そこでもコーヒーに関するマナーが。 もちろん、コーヒーが好き嫌いに関わらず最初の一杯はコーヒーで始まります。ようこそきてくれましたね、という歓迎の意味があるそうです。 2杯目はお話しよう。世間話に花が咲きますから2杯目はお話ししながら飲みます。 そうすると3杯目が出てきます。しかし、これはこれを飲み終わったら帰ってね、という意味があるそうです。 面白い!ホストはゲストの滞在時間をしっかりコントロールできるわけです。長居されて困るっていうことはないわけです。 違う国の文化を学ぶのって本当に面白いです。