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Wi-Fi環境の違い

地球の歩き方の特派員ブログで、フリーWi-Fiのことを取り上げたことがあります。 ただ、今年たくさんのお客様と接して、皆さん日本からルーターを契約してくることに衝撃を受けました。 まず、ヨーロッパではカフェやレストランでのフリーWi-Fiは普通です。したがって外国人観光客の方々もモバイルデータが利用できなくても安心なんですね。したがって海外旅行のためのルーターを契約するサービスなんて想像できないと思います。 私は日本人ですけど、このWi-Fiについては日本で本当にイライラします。 備えられる環境があるのにやらない、お金を取る、時間制限がある上に、利用するために色んなEメールや携帯番号の登録をしないといけないし。しかもその携帯番号も日本の番号じゃないとだめで、本当になんでーーーって感じます。 一度あるカフェでWi-Fiがヒットしたので、パスワードを聞いたところ、「このネットワークはお客様用では無いので教えられません。申し訳ありません。」と丁寧に断られました。 日本は群を抜いて最高のサービスやモノがありますけど、もっと世界基準というか、世界目線も必要では無いかと思うんですね。 便利になって欲しいです!!

World Bee Day/世界ハチの日

実は6月23日にNHKのちきゅうラジオの世界のイチメンというコーナーに出演しました。世界のニュースを紹介するコーナーなのですが、私はこの世界ハチの日をお話しさせていただきました。2018年、Wold Bee Dayが5月20日に制定されましたのですが、これは国連が制定しましたが、スロベニア主導で進められたプロジェクトだとご存知でしたか? そもそもハチの日って何?必要なの??と思われる方がいらっしゃると思います。私もその一人でした。これには大きな問題、スロベニアの産業が絡んでいます。 養蜂大国:スロベニア 実はスロベニアは養蜂大国です。1000人に4人の割合で養蜂家がいまして、この割合はEUでトップ。養蜂の開始は13世紀中頃に確認されているので、もう600年も続くスロベニアで大切な産業です。 しかもスロベニア人なら誰もが知っている、アントン・ヤンシャ(1734-1773) という養蜂家がいます。彼は現代養蜂のパイオニアです。彼の技術は女帝マリア・テレジアも知るところとなり、実際ウィーンに招待され養蜂技術を教えることになりました。彼の死後、その技術は本として残され技は引き継がれました。 スロベニア特有のはたらきバチ:カルニオランバチ 蜂蜜に欠かせないのが、ハチです!養蜂家の技術だけでなく、スロベニアには優れたハチがいるんですね。それがカルニオランバチ。攻撃的でなく穏やかで、餌もそれほどいらず、方向感覚が優れているハチです。このハチ無くして、スロベニアの蜂蜜は作れません。 ハチの減少 しかしながら、スロベニアだけでなく世界規模でミツバチの減少問題が報告されています。日本でもミツバチの減少が問題となっているそうなのですが、CCD=蜂群崩壊症候群と言って、みつばちの群れが巣へ帰って来ずいなくなってしまう減少がヨーロッパ、アメリカ、中南米、インド、中国でも報告されているのです。 ハチの役割 しかし、蜂蜜がなくても生きていけるよっていう人もいますよね。しかし、国連の食料農業機関FAOは、主要穀物の90%は受粉によって作られており、このままだと多くの野菜や果物が収穫できず、飢餓を救うことができないばかりか食物の安全保障ができない、と警告する事態になりました。 スロベニア主導で進んだわけ スロベ

ボスニアのコーヒー②

これもボスニアのコーヒーに続く話。実はボスニア、約400年の間、オスマン帝国の支配を受けていました。前の記事に書いたボスニアのコーヒーもトルコ人からきた風習です。 しかし、ボスニアという国は長い間他の国の支配を受け続けたために自分たち独自の文化を持とう、という強い気持ちがあった訳です。 そしてこのコーヒー。トルコと一緒だよね?!と思う人もいると思います。しかし作り方が違うんですね。 トルコはジェズバでお湯を沸かし、コーヒーを入れしばし待つ。そして砂糖も一緒に入れて飲む、これがトルココーヒー。 ボスニアコーヒーは、作り方が違います。 ジェズバを二つ用意して、一つは水を沸かし、もう一つではコーヒーを煎ります。 コーヒーの香りが立ってきたら、少しずつジェズバのお湯をコーヒーが入っているジェズバへ入れて行くんです。ゆっくり作ることで、コーヒーの粉のざらつきが違うんです。 コーヒー一つでも歴史的背景がわかるんだなーと思いました。

ボスニアのコーヒー

今日のテーマはボスニアコーヒー。 写真にあるのがまさにそれです。 みなさん普段飲んでいるコーヒーとは少し違うんではないんでしょうか?作り方も一味違います!日本では茶道があります。ボスニアでも伝統的な飲み方があるんですよ。 まず写真にある蓋なしのやかんのようなもの、ジェズバにコーヒーが入ってます。上澄みをティースプーンですくい、カップに入れる。 そのあとにコーヒーを注ぎ、粉が沈むのをしばし待つ。 小さなカップに入って炒るのは角砂糖とお菓子なのですが、絶対コーヒーに入れてはいけません。 砂糖、お菓子をかじりながら濃いコーヒーを飲む。 これが伝統できな飲み方なんですよ。結構濃いめのコーヒーなので甘すぎない美味しさです。一気に目がさめる味わい。日本で出されているドリップコーヒー、またエスプレッソとは違う味わいです。 またボスニアはお家に人を招くことが多く、そこでもコーヒーに関するマナーが。 もちろん、コーヒーが好き嫌いに関わらず最初の一杯はコーヒーで始まります。ようこそきてくれましたね、という歓迎の意味があるそうです。 2杯目はお話しよう。世間話に花が咲きますから2杯目はお話ししながら飲みます。 そうすると3杯目が出てきます。しかし、これはこれを飲み終わったら帰ってね、という意味があるそうです。 面白い!ホストはゲストの滞在時間をしっかりコントロールできるわけです。長居されて困るっていうことはないわけです。 違う国の文化を学ぶのって本当に面白いです。

スロベニアの食べ物

暖かくなり、山登りの季節となりました。 スロベニアでは結構山登りをする国民なんですねー。真っ平らなデンマークとは正反対なんです。みんなカジュアルに仕事の後や週末に天気が良かったらさらっと出かけるんです。 頂上または頂上付近に行くと必ず山小屋がありまして、そこでみんなお茶、ビール、ショットを飲んだり、お手軽な食事を食べるんです。この山小屋では市内のレストランでは食べれない、これこそスロベニア料理だ!というものが楽しめるんですね。今日はそれを紹介します! これはオツヴィルキッツァと呼ばれる食べ物。ロールパンに茶色いツブツブが見えますね。なんとこれは豚の脂を揚げたもの。それを生地に挟んで焼き上げる料理。この豚の脂はスロベニアの伝統的な料理にはよく使われている食材だと思います。ベジタリアンの方には酷ですが、入れすぎはあれですが、旨味が出て美味しくなるんですね。お腹にもたまりますよ。 これはヨータと言われるスープ。写真はザワークラウトベースで、ジャガイモ、豆、根菜が入っています♪実は酸っぱいカブで作ったものもあるんですが、山小屋では100%ヨータと言ったらザワークラウトベース。私はカブの方が好きです。酸っぱくて美味しいですよ。 これはリチャットと呼ばれる大麦、根菜、じゃがいも、豆が入ったスープ。浮いてるのはソーセージです。よく追加で頼む人がいるんです。登山後はお腹が空くので、著者も肉を追加してしまいました。 前にも述べましたが、これは市内のレストランで食べられる料理ではなく、家庭やこういった山小屋で作られるものなんです! こういう素朴な料理が味わえるのもスロベニアの面白いところです。

値上げ

今年の2月からでしょうか。 バーでの飲み物の値段が高くなったぞと思いました。 今まで通っていたバー、ほぼ全てにおいて20セントくらい値上がりしました。 すでに観光地のバーでは、スロベニアのビール大が一杯3ユーロデ売られています。これは普通の感覚で言ったら高いです! ドイツやチェコの場合は、4€ほど。これも高いです。 郊外へ行けば2€から2,5€で飲めるものの、観光地はそうは行きません。 おそらくお隣のイタリア、ドイツ、オーストリア、またロシアの人々にとってはそれでもリュブリャナの物価は安いはず。しかし、外国人をターゲットにして値上げが続けば地元の人は何も買うことができなくなってしまいます。 観光に従事していますけど、やっぱり地元ファーストでビジネスができないものかなって思います。

スロベニアでのゴミの分別

今年に入って初めて見るものがあります。 それは分別仕様になっているゴミ箱。 もともと私が住み始めた時からスロベニアは環境にとても気をつけている国だと思いましたが、リュブリャナではすでにこの公共ゴミ分別式ゴミ箱が設置されるとは! 青が紙類、黄色がプラスチックや缶類、茶色が生ゴミ類です。ちなみにリュブリャナ市内ではこんなゴミ箱も! このメタルのゴミ箱は、業務用です。旧市街にはレストランやバーといった飲食店があり、係りの人がここに捨てるんですね。飲食店にはリュブリャナ市が配るゴミ専用カードがあり、何回ゴミ箱を開けたかをカードが記録。毎月市から飲食店へ請求がくる仕組みとなっています。飲食店はゴミが大量に出ます。もし、分別を違反した場合、そしてそれが発見された場合、しっかりと高額の罰金を払わなければいけません。したがって、かなりの割合でスロベニア人はゴミをしっかり分別します。 いいのは、市町村によって分別の仕組みが統一されているところです。ただ、そのリストが細かいです。紙類なので青いのに入れよう!と思っても、ナプキンやティッシュ類はなんとここでは生ゴミ類に分類されるんですね。それなのに怠け者&面倒く下がりの著者は確認せずぽんぽん捨てることがあり、反省中です。 もちろんメタルのゴミ箱は一般の人が使えるものもありますよ♪